BOØWY関係の話題や、ギター弾きの個性とは何ぞ?をテーマに書いてます。ココに書いてある内容は、あくまで俺の意見であり、皆様に押し付けるモノではありません。加筆・修正することもあるのでたまに過去の記事を読み返すと面白いかも・・・? Driving the TEJ !
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初めてのライヴが終わって、とりあえず次はどうするかとか、そういうことは全く話し合ってなくて、俺はといえば、今度はこの曲を演りたいなぁとか、ただ漠然と考えていた。 そんなある日、TAKAから電話が入る。 |
TAKAとおちあうと、何やらニヤニヤしている。
・・・TAKAが口を開いた。
「俺ら、選ばれた」
「ん?」
なんのことやらさっぱりわからない(笑)
なんと!先日行ったライヴ、あのニッポン放送やYAMAHAが主催のTEENS MUSIC FESTIVALの予選を兼ねていたらしく、客の投票で我らFUNNY-BØYが選ばれたというのだ!
選ばれたのは俺らのバンドと、もう1組。
次に市民会館で行われるライヴでさらに選ばれると、なんと中野サンプラザで行われる全国大会に出場できるとかなんとかっ!!!(爆)
「スンゲ~~~!!!」
ライヴをした時の嫌な感じのスタッフは、なんでこのバンド?的なことを言ってたらしいが、結果オーライ!
「あなたたちと違って、俺らは女ウケがいいのだよ」(←コレは完全に嘘つきで勘違いです。ごめんなさい・爆)
予期せぬ出来事だったけど、俺らのやり方が報われた気持ちでいた。
もっとガンガン「俺ら」をアピールするんじゃ!
ますます個性に磨きをかけるべく、そのライヴで演る曲について話し合う。
今度のライヴは1バンド2曲しか演奏できないらしく、中々絞りきれずに居た。
俺は、何の曲が来ても大丈夫と思っていたし、TAKAとHIROAKIに選曲は任せた。
そして、その日はそのまま俺は帰宅した。
俺らの順番は中間辺りか後半近くだったと記憶してる。それまで何をしてたかちょっと覚えてないけど、ずっと会場にはいなかったような気がするな。
確か時間で計ってて、もうそろそろかな?って時に会場に入った。
ちょうどステージでは、もう1組のBOØWYのコピバンが演奏してて、チケットが全然捌けなくて、でも買ってくれた方ありがとう・・・。みたいな涙を誘うようなMCをしてた(笑)
みんな真っ黒で、いかにもな感じ。
そうこうしてるうちに、俺らの番が来た。
「次のバンドはFUNNY-BØYSで~す」
FUNNY-BOYはTAKAが好きなBOØWYの曲。そこから取ったバンド名(安易過ぎ・爆)
リハとは違って客がいっぱい座っている。
客席は暗くて、照明がコチラを照らしていた。
客よりも少し高い位置に立ってネックを握っていること自体に優越感というか、誇らしげな気持ちになっていた。
目の前にはチケットを買ってくれた仲間達が立って近くで盛り上げようと声を上げている。
自分のひいきのバンドの番になると、前に出てくるのが恒例のようだった。
「FUNNY-BØYSで~す。ヨロシク」
TAKAが口を開く。気持ちぎこちない(笑)。
そしてTAKAが後ろを向いて合図。HIROAKIがリズムを刻み始める。
1発目B・BLUE。
「気持ちエエ~!」
AメロのAを弾いた時点で既に気持ち良かった(笑)
結構周りを見る余裕もあった。前に居る連中以外は座って黙って観てたけど、とにかく気持ち良い、楽しい!興奮しっぱなし(笑)
大勢の人前で演るのが、こんなにも気持ち良いとは・・・。
よく聞く名セリフ、「LIVEはSEXより気持ちイイ」
TAKAもよく言ってたが(笑)、なんとなく理解できる気がした。
しかし、1つトラブルが・・・。
実はこの日に自宅で弦交換したんだけど、当時の俺は弦を伸ばすという作業を知らなかったのだ(爆)
新しい弦は、一度チューニングしただけでは弦が伸びきってなくて、チューニング→引っ張る→チューニング→引っ張る→チューニング・・・を伸びきるまで繰り返さないと、演奏してるうちにチューニングが狂ってしまうのだ。
この作業をしてなかった俺、演奏中に案の定チューニングが狂い始め(チョーキングした直後は酷い)、ジミヘンばりに演奏しながらペグを回すという荒技にでていた(爆)
曲と曲の間にチューニングしても、狂うんだもん(笑)
そんなこんなで中盤。CLOUDY HEART。
演奏中に1人の女性がこっちに向かって歩いてきた。
見たことも無い人だ。きっとこの曲に思い入れがあったのだろう。ただじっと曲を聴いてくれていた。
後にメンバーにこの事を話すんだけど、誰も気付いてなくて。どんだけテンパってんねん(笑)
後半はメンバーを客観的に見れるほどリラックスしていた。
TAKAは大きく体を使って歌っている。楽しそうだった。
HIDEKIは自分の手のポジションを見ながら黙々と弾いているし、HIROAKIは一点を見つめて緊張気味に叩いている。
俺も実は初めて人前でのコーラスは緊張したけど、めさめさ気持ち良かった。もうそれしか言えないっていう(笑)
小さいトラブルは、ちょこっとあったけど大きなトラブルも無く、初ライヴは成功したと言える出来だった。
・・・とりあえず、目標は1つ達成した・・・と思っていたのも束の間。実はこれで終わりではなかったのだ・・・。
いよいよ本番当日!
不安は残るものの、気合は十分。
結局、衣装の打ち合わせとかはしなかったので各自バラバラ(笑)。
TAKAはライダースにデニムの今で言うロック系、俺は当時流行ってた(?)ショート丈のダブルのテーラード(CASE OF BOØWYで氷室氏が着てたようなやつ)にサテンのパンツ、いわゆるキレイ目な感じ。HIDEKIは上着は着てた?チェックのシャツにデニム(BOØWY演るのにアメカジかよ・爆)、HIROAKIは俺が貸したテーラードにデニム。ほんとにバラバラ(笑)
・・・コレ書いてて思い出したんだけど、俺、卒業間近に学謹くらって、この時期も短髪だったんだよね(爆)
だからなんか変な帽子被ってたんだ(笑)
懐かしいなぁ・・・(笑)
会場は楽器店の2階だったと思う。
まず、控え室に通された。中は狭くて、先に付いていた見たことも無いバンドの顔が並んでいた。
とりあえず、みんな座る。
俺やTAKA、HIDEKIはリラックスしてたけど、やはりHIROAKIは緊張しているようだった。
そんなHIROAKIをなだめるのは、いつもTAKAだ。
ゲネプロ(リハーサル)の順番が来ると、初めての経験にさすがに少々ドキドキしてきた(笑)
会場は広いとは言えないけど、いかにもな雰囲気でドキドキが興奮に変わってきた。
機材をセッティングし終わると、音を出すように促された。
いつも納屋で演奏していたままのツマミの位置だったので、本番で使うジャズコで鳴らすと凄いドンシャリで耳が痛い。
ツマミを触ろうと俯いた瞬間、ギターからストラップが外れ、ガシャーンという音と共にギターが落下!(爆)
「おいおい・・・大丈夫かよ~・・・」
という声がどこからか聞こえてくる。
「うっせ!」
とか思いつつ、演奏開始(爆)
みんな一通りOKを出すと、1曲通して演奏した。
おねがいしま~す。
リハが終わると、TAKAが速攻クチを開く。
「なんか雰囲気悪い(スタッフの)」
俺も
「俺もなんか気に入らない」
・・・何様(爆)
そして、いよいよ本番に突入!