BOØWY関係の話題や、ギター弾きの個性とは何ぞ?をテーマに書いてます。ココに書いてある内容は、あくまで俺の意見であり、皆様に押し付けるモノではありません。加筆・修正することもあるのでたまに過去の記事を読み返すと面白いかも・・・? Driving the TEJ !
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電源についても、パーセンテージは非常に低いとは思いますが、信号に影響しているようです。
コンパクト・タイプのエフェクターは大体9Vの乾電池を使用しますが、エフェクターの数が増えてくると電池代のコストがかかるようになってきます。
また、単体でもデジタルのエフェクターはアナログに比べて消費電力が高く、連続使用しているとすぐに電池切れになる場合もあります。
そこでパワー・サプライ(ACアダプター)の出番です。
エフェクターにはサプライやアダプターを接続するためのジャックが付いていますが、メーカーによっては+と-の極性が逆の場合があるので、メーカーの違う複数のエフェクターを1つのパワー・サプライで電源供給する場合や、エフェクターとアダプターのメーカーが違う場合は注意が必要です。
コダワリをもった人の中には「電池でないとダメ」とか「このメーカーのあの電池でないとダメ」という人もいます。電池の種類で音が変化するということを聞いた事がありますが、どうなのでしょうか?
俺自身は試したことがないので何ともいえませんね。そこまでコダワリ無いですし^^;
基本的にライブ時には非常用にエフェクターに電池をセットしていましたが、それ以外はパワー・サプライを使ってましたね。
あ、長時間エフェクターを使用しないときは電池を外しておいた方が良いですよ。液漏れして大変なことになりかねませんから。
それからラック・マウント・タイプのエフェクターは大体、直接AC電源を使用できるようになっていますが、コチラも複数になってくるとパワー・ディストリビューターという機材を使用して、そこから電源を取ります。
ディストリビューターにはメイン・スイッチが付いており、コレをONにすると全てのエフェクターに電源が供給されます。
コレを使う利点としては他にノイズ・フィルターが内蔵されていたり、照明が付いていたりする点です。
パワー・サプライも、パワー・ディストリビューターも、ポラリティ・スイッチ(極性を変化させるスイッチ)が付いているものは切り替えてみてノイズの少ない方をチョイスしましょう。
また、電源プラグを差す向きによっても(実はちゃんと+と-がある)ノイズやハムの量が変化する場合があるので、色々試してみてください。
さて、エフェクターの接続方法等に触れてきましたが、数が増えれば増えるほど、音が劣化するのはしょうがないことです。
どんなに高性能なエフェクターを使用しても、エフェクター無しの元気な信号に敵うわけは無いのです。
「音痩せ」や「ハイ落ち」はエフェクターを使う限り、程度はありますが必ず起こるモノだと思っておいてください。
この問題をなるべく最小限に抑えるためには、いくつかのポイントがあります。
まずはシールド。
シールドは信号が実際に流れる大切なパーツですね。出来ればしっかりとした高級な製品を使いたいところです。
オマケに付いてくるようなシールドや細いシールドは信用は出来ないと思ったほうが良いです。
割合太めで、プラグの部分がシッカリしているモノならほぼ大丈夫かと。
シールドはエフェクターのように「高ければ良いモノとも言い切れない」ことはなく、「高ければ良いモノ」と考えても大丈夫だと思います。
大事なのは、良いシールドを使うのは勿論のこと、長さを極力短くするということです。
例えばコンパクト・タイプのエフェクターを複数使用する場合、1Mのシールドを使うよりも、極短めの専用のシールドを使用したほうが良いです。
良いシールドと言えども、長さが長いとその過程で信号は劣化してしまいます。
ギターからの信号はライヴの場合は、いっそのことワイヤレス・システムにしたほうが良いかもしれません。
ワイヤレス化すれば、1番長さを取ると思われるギターからのシールドが無い状態になるので、特に「音痩せ」「ハイ落ち」には有効だし、派手なステージ・アクションもバッチリです(笑)。
続く。
セレクターについて、前回は基本的な使い方を紹介しましたが、他にも色々な使い方があります。
例えばA⇔Bモード。
ギターをインプットに接続、アンプをA、Bそれぞれのセンドに繋ぐと2台のアンプを切り替えることができます。
逆にA、Bそれぞれのセンドにギターを接続し、アウトプットからアンプに接続すると2種類のギターを使い分けることができます。この時、機種によってはインプット・ジャックにプラグを接続しておかないと、動作しないセレクターもあるので注意してください。
BOSSのLS-2には「OUTPUT SELECT」というモードがあります。コレを利用し、A、Bそれぞれのセンド、さらにアウトプットの3つにアンプを接続します。ギターはインプットから。
すると、3台のアンプを切り替えることが可能になります。
現実的に考えて、アンプ3台を切り替えて使うなんてことはあまり無いとは思いますが(笑)、こういうこともできるということで^^
他には以前にも書きましたが、アンプのセンド・リターン端子にコンパクト・タイプのエフェクターをどうしても繋ぎたいという場合に、セレクターをかましてレベルを下げてやるという使用法。
そして極めつけはMIXサウンド。
例えばAとBを切り替えるだけではなく、同時に出力できるセレクターなら(A+Bみたいなモード)、Aにコンプとエンハンサーを接続したクリーン・サウンド、Bをディストーション・サウンドにセッティングします。アンプはクリーンで。そして弾いてみると・・・。
煌びやかなクリーン・サウンドと、歪んだディストーション・サウンドが一緒に出力され、普通では再現できないようなサウンドを得られます。
アンプを2台使わなくても、セレクターで2種類のサウンドをMIXしてしまおう!というのがこのセッティングの醍醐味です。
さらにこのセッティングの場合、歪みを最大にまで深くしたとしても、クリーン・サウンドが常に同時に鳴っているので音が潰れた感じにならず、コード感はクッキリ残ったまんまなのです。ソロ時にも音に艶が出てイイ感じになりますよ。
セレクターは1台持っていると結構に重宝すると思うので、機会があったら手に入れておくのも良いと思います。