BOØWY関係の話題や、ギター弾きの個性とは何ぞ?をテーマに書いてます。ココに書いてある内容は、あくまで俺の意見であり、皆様に押し付けるモノではありません。加筆・修正することもあるのでたまに過去の記事を読み返すと面白いかも・・・? Driving the TEJ !
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それなりのコダワリがあったり、好きでコンパクト・タイプのエフェクターを使用していて、自分の必要なエフェクターを揃えていくと、数が増えて場所を取ったり持ち運びの問題が出てしまうのは勿論ですが、他にも問題が出てくると思います。
それは、エフェクターの切り替えの問題です。
例えば、コンプ→ディストーション→ディレイが繋がれているとします。
普段のバッキングはクリーンでディストーションはオフ。ソロ時にディストーションをオンする切り替え方とします。今回はさらにソロ時にリピート・ディレイも必要になりました。
この場合、ソロ時にディストーションとディレイを同時に踏まなければなりません。さらにソロ時はコンプを本当は使いたくないんだけど・・・。となると、3つを同時に踏まなければならないことになります。しかも、成功率は100%ではありませんよね。失敗した場合、演奏が台無しになってしまいます。
こういう時に便利なのが「ライン・セレクター」や「マスター・セレクター」等と呼ばれるエフェクターです。
コンパクトのセレクターは大体が「A」「B」「バイパス」という具合になっていると思います。
例えばAループにコンプ、Bループにディストーションとディレイを繋げば、セレクターのみのスイッチを一踏みするだけで先程のようなパターンのバッキングとソロの切り替えが可能になりますね。
他にもAループをバッキング用のオーヴァー・ドライブ、Bループをソロ用のディストーションにし、セレクターのアウトプットからコーラスを繋いだとします。すると、コーラスはどのループでも常にかかることになりますね。
クリーン・サウンドが欲しい場合はどちらかのループの歪みをオフにするか、バイパスにすればいいわけです。
さらにバッキングよりもソロのループのレベルを大きくしておけば、ヴォリュームも一踏みで変化するので便利です。
しかし、前もって複数のエフェクターが必要であることがわかっているのであれば、フット・タイプのマルチの購入という選択肢があるということも覚えておくと良いかもしれません。
またまた次回へ。
今日7月2日は、BOØWYがワンマンで初の武道館公演を行った日ですね。
あれから25年かぁ・・・。
さて続きです。
揺らし系や空間系は大抵、歪み系の後に繋げると思いますが、前に繋げた場合、歪み方にウネリが生じます。勿論、普通に後に繋げた場合は歪んだ音全体に効果がかかりますね。
このように、コーラスやフランジャーのようなディレイ・タイムが短いエフェクトは歪み系の前に繋いでも、それなりに面白い効果は得られます。
しかし、ディレイ・タイムが長い、例えばリピート・ディレイ等を得るために、ディレイを歪み系の前に繋ぐとどうなるでしょう?
歪み系のエフェクトはいちいち、コレが原音、コレがディレイ音などと区別はしてくれません。その結果、全てを歪ませてしまいます。一種の余計な歪みが生まれてしまうわけですね。要はキタナイ音に聴こえてしまうのです。
この状態はアンプで歪みを作っている場合も同様です。こういう時のために、センド・リターン端子があるのです。
アンプの歪みはプリ・アンプ部で作られます。その後パワー・アンプ部を通り、音が出力されます。センド・リターン端子はこの2つの間にあるので、歪み系の後に空間系を繋ぐのと同じ理屈になるわけですね。
ただし、以前にも書きましたがアンプのセンド端子からはギターからよりも大きなレベルの信号が出力されているので、コンパクトのエフェクターを繋いでしまうと不要な歪が発生する場合があります。
どうしてもコンパクトをアンプのセンド・リターンにつなげたい場合は、レベルを調節できるセレクター等を繋ぎ、レベルを下げてやると良いでしょう。
さらにもう1つ、ヴォリューム・ペダル。
コレは歪み系の前に繋ぐと歪みの深さと音量をコントロールでき、後に繋ぐと歪みの深さは一定で、音量のみをコントロールすることになります。
関連する話題として、ヴォリューム・ペダルは、空間系と一緒に使用する場合は注意が必要です。
空間系の後にペダルを繋いでしまうと、ヴォリュームを絞った際にディレイ音も絞ってしまうので、不自然な感じになってしまいます。
ディレイ音を生かしたい場合は、空間系の前に繋ぎましょう。コレはノイズ・ゲートでも同様です。
さらに次回。
さて、エフェクターの接続順についてですが、必ずこうでなければならない的な決まりはありません。ただ、セオリー的なセッティングというものはあります。
ギター→コンプ→歪み系(オーヴァー・ドライブ、ディストーション等)→揺らし系(コーラス、フランジャー等)→ノイズ・ゲート→空間系(ディレイ、リヴァーブ等)→アンプ
コレがオーソドックスな感じのセッティングですね。
ココにワウやイコライザー、ピッチ・シフター等のエフェクターがさらに追加されるわけですが、コンパクト等の場合、複数のエフェクターを接続するとなると原則的に直列になります。
結果的に後に接続されるエフェクターは前に接続したエフェクターのエフェクト音が入力され、ソコヘさらにそのエフェクター自身のエフェクト音が追加されることになります。従って、アンプ側に近いエフェクターのキャラが強めに出ると考えられます。
まず接続順を考える時に、歪み系よりも前に繋ぐか、後に繋ぐかを考えるところから始めると良いかもしれません。
例えばイコライザー。前に置けば歪み前のトーン、後なら歪み後のトーンをコントロールすることになります。両方に繋いで緻密なセッティングも可能です。マルチ等では、大体歪み系の後にセッティングされているみたいですね。
コンプも歪み系の後に繋ぐ使い方もありますが、相互のセッティングによってはノイズも一緒に大きくしてしまうので注意が必要です。
ワウもどちらでも使えますが、前に接続した場合は強調された周波数が歪む感じになり、後の接続すると歪みにワウの効果がプラスされます。
一方、オクターヴァーは歪み系の前に繋ぐのがセオリーです。後に繋ぐと正確にピッチを拾えず、誤動作の原因となってしまいます。
ピッチ・シフターもインテリジェント・タイプなら前の方が良いかもしれません。が、最近のピッチ・シフターは、歪み系の後に繋いでも安定動作するものが増えてきているみたいですね。
次回に続きます^^