BOØWY関係の話題や、ギター弾きの個性とは何ぞ?をテーマに書いてます。ココに書いてある内容は、あくまで俺の意見であり、皆様に押し付けるモノではありません。加筆・修正することもあるのでたまに過去の記事を読み返すと面白いかも・・・? Driving the TEJ !
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初心者がやってしまいがちな3拍子。
これはオーディオの影響が大きいのかと。
今はほとんど使われなくなってしまいましたが、以前カセット・テープというメディアがありました。大抵、ダビング(コピー)を繰り返したり、CDからテープへダビングすると、回数が増えるごとに高音域が削られてしまっていました。
現在でも、MP3ファイルなどのビットレートを下げると、高音域に影響が出てきます。
これらの一連の影響の補正のために、イコライザーやトーン・コントロールで高音域をブーストする場合が多いようです。
ましてやCD等の音源は、MIXやトラック・ダウン時に音に加工を施したものがほとんどで、実際のギター・サウンドとはかけ離れている場合もあります。これらの音で、さらにイコライザー処理されたモノを参考に音を作り始めると、ドンシャリ気味になるのは当然なのかもしれません。
ところでドンシャリとはどのような音なのか?
ドンシャリとは低音域(BASS)と高音域(TREBLE)をブーストし、中音域(MIDDLE)をカットしたサウンドです。グライコで作ると、V字型の設定になります。
初心者の場合、これが極端なV字型の設定のような音になっている場合が多いです。エフェクターのTONEを上げ、さらにイコライザーで高音域をブーストしたような硬くて聴き辛い音です。とても「敢えて」作っているような感じではない場合が多いです。
高音域をブーストし、中音域を削ると音がヌケる感じがしますし、例えばエンハンサー(エキサイター)も高音域(倍音)を操作するエフェクターですが、これらの効果やイメージが、より極端な設定に拍車をかけているのかもしれません。
これはあくまでも個人的な意見かもしれませんが、動画サイトなどのBOØWYや布袋氏のコピーやカバーを観ていても、硬めの音の人が多いですね。数曲なら良いのですが、あのような音を例えばライヴなどで長時間聴かされたら・・・。と思うような耳が疲れてしまいそうな音が多いです。
ギター・サウンドのキモは中音域にあると思います。ココを上手く使った、言い方は悪いかもしれませんが少しコモったくらいのサウンドの方が、何曲も演奏する場合は聴きやすかったりもします。設定によってはヌケにくくなってしまう場合もありますが・・・。この辺がホント、キモです。
エフェクターのTONEやTREBLEの上げ過ぎには注意してくださいね。
キレイな音も大事かもしれませんが、ギターらしい、そして聴きやすい音も同様、大事です。