BOØWY関係の話題や、ギター弾きの個性とは何ぞ?をテーマに書いてます。ココに書いてある内容は、あくまで俺の意見であり、皆様に押し付けるモノではありません。加筆・修正することもあるのでたまに過去の記事を読み返すと面白いかも・・・? Driving the TEJ !
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今回はピッチ・シフターの補足を・・・。
ピッチ・シフターに関しては前回にも書いた通り、85年辺りの短期間は、ほぼかけっぱなしの時期もあったようですが、それ以降は切り替え、もしくは後半はCLOUDY HEARTのみでしか使用していないような印象も受けます。
1オクターヴ上のエフェクト音をプラスするのがBOØWY期では一般的な使用法ですが、最近ではあまり聴かれなくなったサウンドかもしれませんね。
エキサイター、コーラスと並んで80年代的なエフェクト、サウンドと言えるのかもしれません。
時代と共に技術力は上がって、一言でピッチ・シフターと言っても、様々な効果を得られるようになっています。
当時、一世を風靡したサウンドも、今では極一般的な機能でしかなく、物足りなくなってしまっているのかもしれませんね。
ピッチ・シフターに関しては倍音についても含めて、以前にもいくつか詳しく記事を書いているので、興味があったら読んでみてください(→の□ Retrievalからピッチ・シフターで検索すれば記事が出てきます)。
今回は短めですがこの辺で・・・。
続いてイコライザー。
BOØWY期の布袋氏に関しては、イコライザーを使用していない時期も結構にあるようですね。
ギター自体が持つ本来のトーンを生かした音作りをしていた可能性もありますし、もしかしたら、なるべくなら使いたくないエフェクターの1つだったの「かも」しれません。
バンド数の多いグライコを使用していた時期もあったようですが、音色作りと言うよりも、あくまで補正目的で使用していたのではないかと俺は想像しています。
積極的な音作りに必要なモノなら、毎回セッティングされていると思いますし。
最終的なイコライジングは、恐らくPA側でされていると考えられますが、会場やその日の機材の具合、セッティング等によっても音色が変化する場合もあるので、使用するのはそれに対する補正目的とも考えられます(この可能性は低いとは思いますが)。
もう1つ、これも可能性的に低いとは思いますが、2台のアンプのイコライジングに変化を付けていたという使用法も考えられます。
複数のエフェクターを使用した場合のハイ落ち補正等、フラットな特性を得るために使用するのがイコライザーのスマートな使用方法と言えますが、コピーをする場合は積極的な音作りに使用する機会の方が多いかもしれませんね。
ただ、あまりに変化させてしまうのは考えものですよ。弾いているギターの本来のトーンを引き出してあげる音作りというのも大切だと思います。
中には、やはり布袋氏と同じジャズコ(JC)を使用している人も多いと思います。
ジャズコはクリーン・トーンには定評のあるアンプなのですが、歪みに関してはイマイチな印象がありますね。アンプ自体の歪みはトランジスタ特有のチリチリした歪みでどうにも使いにくく、エフェクターで歪みを作る場合でも、相手を選ぶ傾向があります(笑)
布袋氏はライヴでは大抵2台のアンプを使用していましたが、1台がジャズコ、もう1台が真空管アンプといったセッティングの時期もありました。これは恐らくジャズコと歪みの相性等の問題から、ジャズコ以外のアンプをセッティングしたとも考えられます。
ジャズコにエフェクターで歪みを作る場合、何かオーディオ・アンプにジャックを突っ込んで音作りしてるような錯覚に陥ることがあります(笑)
このようなオーディオライクなアンプの音作りで1番手っ取り早いのは、アンプ・シミュレーターを使用することかもしれません。
真空管アンプのシミュレートを使い歪みを再現するか、そこにさらに歪み系エフェクターをかますか、セッティングは色々考えられますね。
俺はシミュレーターはあまり好きじゃないので、よほどでない限り使いませんが。
DISTORTIONを「カチッ」という技も、何か邪道な気がして使ってません(笑)
相性的なことで言えば、同メーカーということでBOSSのエフェクターは相性が良いと思います(全てがそうだと言い切る自信はないですが^^;)。
ココ(歪み系の音)さえ決まれば、あとはさほど悩むことは無いと思います。
逆にココが肝なわけです。1番耳に入ってくるサウンドですしね。
・・・というか全てが肝のような気もしますが・・・(爆)