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BOØWY CØLUMN - ボウイ コラム

BOØWY関係の話題や、ギター弾きの個性とは何ぞ?をテーマに書いてます。ココに書いてある内容は、あくまで俺の意見であり、皆様に押し付けるモノではありません。加筆・修正することもあるのでたまに過去の記事を読み返すと面白いかも・・・? Driving the TEJ !

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さて、エフェクターの接続方法等に触れてきましたが、数が増えれば増えるほど、音が劣化するのはしょうがないことです。
どんなに高性能なエフェクターを使用しても、エフェクター無しの元気な信号に敵うわけは無いのです。
「音痩せ」や「ハイ落ち」はエフェクターを使う限り、程度はありますが必ず起こるモノだと思っておいてください。
この問題をなるべく最小限に抑えるためには、いくつかのポイントがあります。

まずはシールド。
シールドは信号が実際に流れる大切なパーツですね。出来ればしっかりとした高級な製品を使いたいところです。
オマケに付いてくるようなシールドや細いシールドは信用は出来ないと思ったほうが良いです。
割合太めで、プラグの部分がシッカリしているモノならほぼ大丈夫かと。
シールドはエフェクターのように「高ければ良いモノとも言い切れない」ことはなく、「高ければ良いモノ」と考えても大丈夫だと思います。

大事なのは、良いシールドを使うのは勿論のこと、長さを極力短くするということです。
例えばコンパクト・タイプのエフェクターを複数使用する場合、1Mのシールドを使うよりも、極短めの専用のシールドを使用したほうが良いです。
良いシールドと言えども、長さが長いとその過程で信号は劣化してしまいます。

ギターからの信号はライヴの場合は、いっそのことワイヤレス・システムにしたほうが良いかもしれません。
ワイヤレス化すれば、1番長さを取ると思われるギターからのシールドが無い状態になるので、特に「音痩せ」「ハイ落ち」には有効だし、派手なステージ・アクションもバッチリです(笑)。

続く。

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セレクターについて、前回は基本的な使い方を紹介しましたが、他にも色々な使い方があります。

例えばA⇔Bモード。
ギターをインプットに接続、アンプをA、Bそれぞれのセンドに繋ぐと2台のアンプを切り替えることができます。
逆にA、Bそれぞれのセンドにギターを接続し、アウトプットからアンプに接続すると2種類のギターを使い分けることができます。この時、機種によってはインプット・ジャックにプラグを接続しておかないと、動作しないセレクターもあるので注意してください。

BOSSのLS-2には「OUTPUT SELECT」というモードがあります。コレを利用し、A、Bそれぞれのセンド、さらにアウトプットの3つにアンプを接続します。ギターはインプットから。
すると、3台のアンプを切り替えることが可能になります。
現実的に考えて、アンプ3台を切り替えて使うなんてことはあまり無いとは思いますが(笑)、こういうこともできるということで^^

他には以前にも書きましたが、アンプのセンド・リターン端子にコンパクト・タイプのエフェクターをどうしても繋ぎたいという場合に、セレクターをかましてレベルを下げてやるという使用法。

そして極めつけはMIXサウンド。
例えばAとBを切り替えるだけではなく、同時に出力できるセレクターなら(A+Bみたいなモード)、Aにコンプとエンハンサーを接続したクリーン・サウンド、Bをディストーション・サウンドにセッティングします。アンプはクリーンで。そして弾いてみると・・・。
煌びやかなクリーン・サウンドと、歪んだディストーション・サウンドが一緒に出力され、普通では再現できないようなサウンドを得られます。
アンプを2台使わなくても、セレクターで2種類のサウンドをMIXしてしまおう!というのがこのセッティングの醍醐味です。
さらにこのセッティングの場合、歪みを最大にまで深くしたとしても、クリーン・サウンドが常に同時に鳴っているので音が潰れた感じにならず、コード感はクッキリ残ったまんまなのです。ソロ時にも音に艶が出てイイ感じになりますよ。

セレクターは1台持っていると結構に重宝すると思うので、機会があったら手に入れておくのも良いと思います。

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それなりのコダワリがあったり、好きでコンパクト・タイプのエフェクターを使用していて、自分の必要なエフェクターを揃えていくと、数が増えて場所を取ったり持ち運びの問題が出てしまうのは勿論ですが、他にも問題が出てくると思います。
それは、エフェクターの切り替えの問題です。

例えば、コンプ→ディストーション→ディレイが繋がれているとします。
普段のバッキングはクリーンでディストーションはオフ。ソロ時にディストーションをオンする切り替え方とします。今回はさらにソロ時にリピート・ディレイも必要になりました。
この場合、ソロ時にディストーションとディレイを同時に踏まなければなりません。さらにソロ時はコンプを本当は使いたくないんだけど・・・。となると、3つを同時に踏まなければならないことになります。しかも、成功率は100%ではありませんよね。失敗した場合、演奏が台無しになってしまいます。
こういう時に便利なのが「ライン・セレクター」や「マスター・セレクター」等と呼ばれるエフェクターです。

コンパクトのセレクターは大体が「A」「B」「バイパス」という具合になっていると思います。
例えばAループにコンプ、Bループにディストーションとディレイを繋げば、セレクターのみのスイッチを一踏みするだけで先程のようなパターンのバッキングとソロの切り替えが可能になりますね。

他にもAループをバッキング用のオーヴァー・ドライブ、Bループをソロ用のディストーションにし、セレクターのアウトプットからコーラスを繋いだとします。すると、コーラスはどのループでも常にかかることになりますね。
クリーン・サウンドが欲しい場合はどちらかのループの歪みをオフにするか、バイパスにすればいいわけです。
さらにバッキングよりもソロのループのレベルを大きくしておけば、ヴォリュームも一踏みで変化するので便利です。

しかし、前もって複数のエフェクターが必要であることがわかっているのであれば、フット・タイプのマルチの購入という選択肢があるということも覚えておくと良いかもしれません。

またまた次回へ。

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