BOØWY関係の話題や、ギター弾きの個性とは何ぞ?をテーマに書いてます。ココに書いてある内容は、あくまで俺の意見であり、皆様に押し付けるモノではありません。加筆・修正することもあるのでたまに過去の記事を読み返すと面白いかも・・・? Driving the TEJ !
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今日のブログは静かな環境で読んでください(笑)。
さて、イキナリですがギターを手にとって5弦開放を弾いてみてください。
当然、レギュラー・チューニングならA音が鳴りますよね?
5弦開放を弾いて聴こえてくるA音は「基音」といいます。実はこの基音(A音)に隠れて、たくさんの「倍音」というものが鳴っているのです。
つまり、ギターの音は基音と倍音によって構成されているのです。コレはギターに限ったことではなく、人の声もそうですし、ピアノ等の様々な楽器もそうです。
倍音は2倍音が基音の1オクターブ上の音、3倍音がその5度上の音、4倍音は基音の2オクターブ上の音・・・という具合に間隔が決まっていて、基音から遠ざかるほど弱くなっていきます。
ギターは倍音を取り出しやすい楽器です。例えば、5弦12フレットのハーモニクスを鳴らしてみてください。実はこの「ハーモニクス」は「倍音」なのです。
次にもう一度5弦開放を弾いてみます。そして余韻で耳を澄ましてみてください。音が消えかかっている時に、先程鳴らしたハーモニクス音が弾いてないのに聴こえてきませんか?
他にも5弦5フレット、7フレット、それぞれのハーモニクスを弾いてから、再び5弦開放を鳴らしてみてください。その中にハーモニクス音が聴こえてきませんか?
不思議ですよね。鳴らしてもいないのに、鳴っているなんて。
これが倍音の正体です。すなわち5弦開放を弾くと、実は5弦上に現れるハーモニクスが全て一緒に鳴っているのです。他の弦でも同様です。コレに慣れると、自然に倍音を聴き分けられるようにもなれます。
演奏中にでる倍音は、初心者と上級者では同じギターを弾いても違いが出ます。また弦の太さや種類、ピッキングのポジションなどによっても変化します。
さらに、倍音を多く含んだ音=良い音と思いがちですが、例えばディストーション。コレを深くかけると倍音成分も増えます。歪みを深くかけた音は、潰れてしまってコード感が無く、音程もハッキリしませんよね。だから単純に倍音を多く含んだ音=良い音とも言えないですね。
ただ、クリーン・トーンで適度に倍音を含んでいるギターは抜けが良く、少ない歪みでも存在感があります。
さて、前回ピッチ・シフターを取り上げましたが、このエフェクターをかけていないのにもかかわらず、1オクターブ上の音を聴き取れることがあったりします。これは前述の倍音を聴き取っているからです。
次の動画を観て(聴いて)ください。
器用というか、凄いですね。倍音をコントロールするとか。この人はピッチ・シフター使ってると思いますか?(爆)
・・・すみません。使ってないですよね(笑)。
次に俺の音源です。メドレー中のMISS MYSTERY LADYですが、Bメロのカッティングを特に耳を澄まして聴いてみて下さい。これはピッチ・シフターを使っていると思いますか・・・?
もし回答があれば、後日正解を発表しようかな(笑)